ゲームレビュー サイコブレイク

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amazon/PS4
タイトルサイコブレイク (The Evil Within)
機種PC/PS3/PS4/XBOX360/XboxOne
発売日2014年10月23日
開発Tango Gameworks
販売ベセスダ・ソフトワークス
総プレイ時間約50時間
トロフィー/実績取得率100%
個人評価ランクC

~今までのゲームレビューリスト~








バイオを手掛けた三上氏がディレクターとして参加し

肝心のバイオが全然ホラーではなくなり

かつてのバイオハザードのようなサバイバルホラーが

体験出来るのではないか?と結構期待していた作品です。

オフ専ゲーは余り発売日に買わないのですが

珍しく発売日に購入し、結構やり込みましたのでレビューしようかと思います。


 まず初めに


自分のサイトでは先に評価ランクを書いてるので

そのランク通り、期待に充分応えてくれる作品ではなかったです。

どのゲームにおいてもレビュー記事を書く際にはゲームの特徴やシステム、ストーリー等

それなりに書くことはあるのですが、このゲームに関しては

バイオ4のシステムにバイオ1の弾切れ感を足した物と例えると

書くことが無くなってしまう程、斬新さが無いです。

逆に言えば、バイオ4をプレイしていて感覚などがかなり近い為

すんなりと操作に馴染む事が出来るという点に関しては良いと思う人もいるかもしれません。


またプレイしていてチャプター3まではゾンビ…というか今作では

ホーンデットというゾンビっぽい敵ですが、その敵が集落にわらわら沸いていて

こっちは拳銃くらいしかろくな武器が無く、見つからないように

敵を倒していったり、隠れて進んで行ったりドギドギ感はかなり感じられ

面白かったのですが、チャプター4から敵と戦う機会が増え

結局は大勢の敵や巨大クリーチャーを武器で倒していくゲームになっていき

一応、ステルスで進む場面も少々あるのですが

弾切れを起こしやすいTPSに収まってしまいました。


即死しやすく、爽快感も薄く、黒帯が常時あり視界が悪く

こんなのクソゲーだ!という声もネットでは結構見られ

理解できる部分もあります。

ただ個人的に短絡的にクソゲーだと言い切れるゲームでは無いと思いますし

かつて自分がギアーズをプレイした際に、最初はカジュアルでプレイし

システムは完成されていましたが魅力がいまいち分からず

暫くたってからインセインをプレイし、そのやり応えに面白さを見出しました。

サイコブレイクに関してもハードな環境下でこそ

その魅力が段々と分かってくる作品なのではないかと思います。



 コアゲーマー向けの作品


初回プレイはサバイバルでクリアーし正直な所、自分も

このゲームは…と思いましたが

難易度悪夢をプレイして見方が変わってきた部分もあります。

悪魔は何を喰らおうと即死なので、その苦行故、皆が皆プレイして欲しいとは

言えませんが、もし最初カジュアルでプレイしたならサバイバル

サバイバルでプレイしたならナイトメアと1個上の難易度で遊んでほしいと思います。

難易度カジュアルやサバイバルではゴリ押しでクリア出来る部分も多く

このゲームの魅力に気づきにくいと思います。


このゲームの魅力の1つは瞬発的な判断力で対処するよりかは

攻略の仕方を死にながら探したり

最適な立ち回りや武器の使うタイミングなどを考えたりし

突破出来た時の達成感が大きい点かと思います。

大げさに言えばパズル的というか、もっと言えば昔あったような

ゲームらしいゲームと言えるかもしれません。

それを感じられるのは高難易度になればなる程で悪夢の即死は

自分もどうかと思う所はありますが、それでも1発で死ぬにも関わらず

最適解を見つけられればクリアーが可能になっており

あとちょっとで!とかあそこをああすれば!とかいう気持ちを

継続させたり死にながらもゲームを続けたくなる魅力の1つなのでは無いかと思います。


また各所に配置してあるアイテムや罠に関しても

ただヌルいプレイをしてるだけではアイテムがあるくらいにしか

思わないでしょうが、極限的状況になる程、アイテム配置の

重要性に気付き、ここではこの武器を使えば良いのかと

親切にも教えてくれていたり、無駄撃ちをしなければ

弾切れを起こさないような弾数配置や罠配置など細かい所に配慮がされていると感じます。

ただ残念なのは難しい難易度でなければ気付き難く

またゲームの直接的面白さとはちょっと違った部分かと思いますので

このゲームに合う合わないが激しく別れてしまっているかと思います。

死にゲーに耐えられる、やり応えがあるゲームがやりたいという人には

このゲームは面白いんじゃないでしょうか。





上記に書いた通り、ゲームの魅力を感じる部分もあるのですが

それ以上に粗が多く、難易度が高くなるほど

魅力が分かると同時に粗が余計に感じ易くなってしまうのは非常に残念でした。

正直な所、良い所を挙げるより粗を挙げる方が多いです。


 最大のストレスの要因の数々


このゲームだけに限った話しではないのですが

多くのリトライや死亡が必要なゲームにおいて

ロードが長い、またイベントがスキップ出来ないというのは

一体何を考えてるんだと言いたいです。

次世代機ではもっと快適なロード時間かもしれませんが

自分は箱○でHDDに取り込んでプレイしていましたが

ロード時間の平均が20秒くらいです。

ロードの頻度が少なければ別に問題ないのですが死にゲーにおいて

20秒の積み重ねはきつすぎます。

またムービーシーンはスキップ出来るのですがイベントシーンはスキップが

全く出来ず、死ぬ度に同じシーンを何回も見せ付けられてうんざりしてきます。


各所にチェックポイントが配置されており

死にゲーにおいては助かる部分もありますが

チェックポイントの配置がおかしい箇所が多く

チェックポイント→イベント→戦闘→死ぬ→最初に戻る

と先のイベントスキップ出来ないのも合わさって賽の河原状態ですし

一番酷かったのが難所前のチェックポイントで

ロード後にすぐに攻撃してきて武器を変えたりする暇がなかったり

場合によってはロード終了後にこちらが銃を構える前に攻撃され即死亡という箇所もあり

チェックポイントの配置は最悪です。


ただでさえ死んでストレスを感じやすいゲームであるにも関わらず

システムの面で、さらにストレスを感じることになり

これらの点だけでも、ちゃんと作っていれば、ここまで批判を受けることも

なかったのではないかと非常に残念です。


 操作関連の作りの甘さ(難易度悪夢で特に感じたこと)


高難易度ではかなりの刹那的動作で生死を分ける場面が多いのですが

動作関連が非常に微妙で、これも批判される理由の1つです。

まず、エイムポイントに敵の身体のど真ん中に入れて

発砲しても当たらないことがあります。

武器の命中率の強化をしていないからかもしれませんし

突然の強風などで弾道が変わったのかもしれませんし

リアリティを出すためにシビアになってるのかもしれません。

じゃあ超接近してぶち込んでやるよ!と思い

超近距離で発砲しても弾が当たらないことがあります。正直理解不能です。


逆に敵の狙いは正確です。

どんだけダッシュしてようと高難易度では打たれたらほぼ当たります。

また構えの動作までが遅すぎて銃や武器を持っている敵と対峙した時

結構な確率で負けてしまいます。


またこのゲームの特徴はダウンしている敵にマッチを付けることによって

倒せる事が出来、弾数節約が出来るのですが

このマッチのモーションが変で、敵が遠すぎたりズレたりすると

マッチを使うモーションでマッチを使用したにも関わらず

敵が燃えない時が多々あり、予備動作ではなくマッチモーションに

入るとキャンセルも効かないので何も無い所にマッチを落としている

仕草中に殺されたり、燃えないので敵が起き上がってピンチになったりします。


敵に気づかれていない時や怯んでいる時にステルスキルを

行う事が出来、これも即死で倒せるのですが

無敵時間が短すぎて、またモーションが長いので

敵に囲まれている時に使用するとモーション中に攻撃されてこっちが死にます。


また近接攻撃の対象のロックの判断がおかしく

例えば敵が足元で死んでいて、近くに敵がいて襲いかかってきています。

ここで近接もしくはオノで敵を倒すor怯ませようとして攻撃すると

足元で死んでいる敵を踏みつぶすor攻撃するので倒したい敵に攻撃を当てられません。

例えば倒した敵の死体があり、すぐそばに壊せるオブジェクトがあって

オブジェクトからアイテムが出ないかなと思い近接攻撃を出すと

足元の敵を踏み潰します。これらは勿論攻撃対象の方向にキーを入れながら

近接ボタンを押した結果です。


またアクションボタンと注視ボタンが同じなのも如何な物で

アイテムを拾ったり段差を昇ったりするのとイベントが同時発生すると

注視とアクションがごっちゃになり画面が変な挙動になりながら

アクションの動作が遅れたりします。

またアイテムが重なっていたりした場合、片方のアイテムが

所持数MAXだと拾えない事があったりと細かい所で粗が目立ちます。


 キャラやストーリーが微妙


キャラ立ちが全然なっておらず、印象が薄く魅力を感じられないのが残念でありません。

過剰に映画的な演出にしたりするのも好きではないのですが

魅せるシーンも無ければ主人公が名言や気の利いたセリフを喋る事もないです。

「何なんだ!あれは?」とか「ここはどこなんだ?」とか「ここは危険だ、脱出しよう」とか

捻りが利いたセリフが1つもありません。

ストーリーも意味不明な所ばかりで、魅力的な演出や驚愕の展開なども何もなく

全アイテムを拾って読んで、クリアしても意味が分からないで終わります。

ユーザーが考察して楽しめるようにしてるかもしれないのですが

あまりに材料が少なすぎです。


ネタバレになりますが話の舞台は精神世界上で起こっており

色んな種類のMAPが出てきますが、全部唐突に飛ばされ

精神世界ということで、話しの筋が有耶無耶になったり

移動の中間を抜くことによってコストを削減してるんじゃ…と思ってしまうほど

設定を良いことに適当なのが残念です。


それと悪夢に限った話ですが、相方のジョセフというメガネと

一緒に戦うことになりますが、こいつのAIが非常にアホです。

罠を解除している時に突撃して罠が発動して死んだり

斜線上に出てきて、視界を遮り邪魔してきたり

ダッシュして移動しても付いてこずに

敵にボコボコにされて死んでゲームオーバーになったり等々

ストーリー上でもいつも余計な事しかしてないように見えて

相方の無能さが際立ちます。


それとホラーサバイバルと銘打ってありますが

チャプター3まではホラーっぽさというか

怖さは若干感じられたのですが、あまりにも銃撃戦が多すぎて

ホラーゲーを最近何作かやっていますが

怖いと感じることはほぼありませんでした。

むしろ上手く立ち回れるだろうか、とか

爆弾解除で失敗すると即死なので、解除中の緊張感などはありましたが…。






・総括

もしこのソフトが前世代の初期の頃に出たら、そこそこの評価を受けたかもしれませんが

良質なTPSやホラーゲーが出ている中で、古臭さを感じてしまうゲームを今出すのは

受け入れ難い状況かと思います。

精神世界というか似たようなサイコ的な世界が舞台のアランウェイクのが

魅力的ですし、ホラーゲーとしてもアウトラストのが怖いです。

チャプター3までの流れをずっとやるのはしんどいかもしれませんが

あの路線でそのまま行った方が、サバイバルホラーとしては

面白かったんじゃないかと思います。

兎に角一貫性の無さ、システム面での粗さ、TPSと見てもいまいちと

期待に応えてくれる作品ではなかったと思います。

自分でもレビューを書いてて褒められる点が本当に少ないなと思いますが

昨今溢れかえってる、ただ銃で敵を倒すようなゲームでは無く

攻略ルートを地道に探し組み立てていく楽しさと攻略した時の

達成感が他のゲームとは違った点なんじゃないかと思います。

好みが非常に別れる作品ではありますが、やり応えのあるゲームがやりたいという人には

チャレンジしてみて欲しいと思うゲームでした。

もしシステムやロードが改善され次作が出るようであれば

買いたいと思うような魅力は少なからずある作品だったと思います。




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