プレイする海外ドラマはここまできた! ゲームレビュー 『Quantum Break』

Quantum00.jpgタイトルQuantum Break
機種PC/XboxOne
発売日2016年4月6日
開発Remedy
販売Microsoft Studios
総プレイ時間約20時間
トロフィー/実績取得率100%
個人評価ランクB

~今までのゲームレビューリスト~





今回はXboxOne/PCで発売されたクオンタムブレイクをレビュー。

個人的にかなり面白い部類に入っている

アランウェイクを開発したRemedyが開発したということで

数少ない国内XboxOneユーザーとしては、楽しみにしておりました。




 ドラマとゲームの新たな融合

アランウェイクは章によってエンドロールや次回予告があったり

話の展開など、「海外ドラマ」を意識した作品となっており

まさに「プレイする海外ドラマ」と称される作品です。

また昨今ハードのスペック上昇により、キャラクターや

ゲーム内の世界など、より実写に近づいていっており、

アランウェイク以外にもTVのドラマを意識した作りや

「プレイする映画」など、ゲームと映像作品の融合した作品が

多く登場するようになってきました。

「プレイする○○」と1つの作り方が確立してきた所で

プレイする海外ドラマもありきたりになってきたし

「実写みたい」とクオリティーが絶賛されるなら

もういっそ実写にすればいいんじゃない?という勢いで新たな切り口で

作られたのが、この「クォンタムブレイク」です。


Quantum04.jpg


流れとしては

ゲームパートでアクションと主人公に纏わる話しが展開していき

章の最後に主人公以外のキャラたちのバックストーリーが語られ

本編と実写が相互に作用していきます。

実写を使用されたゲームは古くから存在はしますが

クォンタムブレイクの何が凄いかと言うと

ゲームと実写が限りなく近くなっているという点。


実写でもゲームでも同じキャラクターが登場するとなると

やはりキャラクターのCGっぽさがゲームなんだという感じさせてしまう

差異みたいなものが、没入度を損なわせてしまいますが

このゲームに関してはキャラクターが実写にかなり近くなっており

ゲームプレイのムービー中、あれ?今実写パートだっけ?と

たまに思ってしまうくらいのクオリティーです。

そのクオリティーの高さが、ゲームと実写という物を繋いでおり

2つのパートで展開されていく話しに、違和感を覚えず

融合して没入感を損なわず1つの作品として仕上がっています。


またゲームパートで選択した内容が実写パートにも

若干反映され、実写パートがムービーとしての

ただの映像となっていない点も素晴らしいです。


キャラクターのクオリティー以外の画作りも素晴らしく

このゲームは時間が止まってしまうという要素があり、

ただ単に自分以外が止まるのではなく

物が崩壊したり、敵の銃弾の嵐など魅せ方や物量の細かさなど

「止め絵」の迫力とクオリティーがすさまじいです。

Quantum02.jpg


 時間を止めるというアクション

クォンタムブレイクは、よくあるタイムトラベルを題材とした話しですが

時間跳躍による話の展開ではなくて

タイムトラベルの事故によって時間が「崩壊」にむかっていってしまい

時間が止まってしまうというのが主題になっていきます。

主人公も時間を操作するという特殊能力に目覚め、

ゲームの進行や戦闘パートにおいて、その能力を遺憾なく発揮していきます。


進行パートに関しては、時間を操る能力を駆使し

物を巻き戻したり、止めたりして、ちょっとした謎解きなような物があり

戦闘パートは、敵の時間を止めて銃弾を撃ちこみまくった後に

解除し倒すなど、DIO様のザ・ワールドごっこが出来たりします。

他には、自分の周りの時間を止めて銃弾を防いだり

自分の時間を加速させて敵の背後にまわり込んだりと

今までと違ったTPSアクションとして楽しめました。


かつてRemedyで作られたMAX PAYNEではバレットタイムで

時間がゆっくり流れながら攻撃したり

アランウェイクでは一般人の主人公なので「避ける」といった

アクションでしたが、そういった今まで築きあげられてきた

作品が1つの形に進化したと思ったりします。





期待していたゲームですし、そのクオリティーは素晴らしいのですが

残念に感じる点も幾つかありました。


 ボリューム不足感

「時間を止める」という新たな要素があるゲームですが

それを活かしきれておらず、ボリュームが足りないです。

時間を止めて進行する謎解きも解き応えがあるものでもないですし

戦闘パートに関しても、時間が止まる割にはかなりあっさりしており

遊びごたえが余りないです。

難易度ハードで2周目をやりましたが、多少敵が固くなっただけで

アランウェイクのように緊張感が感じられないです。

じっくりやってしゃぶり尽くすぞ!と意気込んでいただけに

肩透かしをくらいました。


 キャラクターとストーリーの魅力が薄い

これは前作のアランウェイクをプレイしたから

こう見えてしまうのですが、アランウェイクの誰を挙げても

印象に残る、かなり濃いキャラクターが揃っていて、

それが魅力だったのですが、クォンタムブレイクは

実際の俳優を起用していたから無茶ができない、というのもあるでしょうが

キャラクターのインパクトとしては、アランウェイクと比べると

劣っているように感じます。


ストーリーに関しても、面白いは面白いのですが

「何故」という疑問に応えられていないあやふやになっている事が多く、

クリアーしてもスッキリしません。

プレイしていて頭に疑問符が沸く事も多かったので

海外ドラマ特有の先が気になって仕方がないという勢いは余り感じられませんでした。

また「選択肢によって分岐する」というのも謳ってはいますが

変化するのは微々たるもので、ストーリーやエンディングも大筋は変わらないので

繰り返しプレイして全ての選択肢を見たり、良いエンディングに到達するという

目標がなく、1プレイでほぼ完結してしまうのも残念に思います。


 日本版の残念さ

日本のXboxOneの惨劇さから言えば、ローカライズして

発売してくれるだけマシなのですが

字幕の改行や表示位置が読みにくかったり

恐らく物語を保管する特典ムービーに字幕がなく、

恐らく疑問が多少解決するであろうにも、何もかも言っている事がわからないです。

ゲームとして100%楽しめないというのは非常に残念でした。

Quantum03.jpg



今後、日本のゲーム市場が先細って行き発売されなかったり、

日本だけ発売が遅かったりと、このゲームだけに限ったことではありませんが

いずれゲームをやるのに英語が必須となる未来がくるのかもしれない…

と思い英語を勉強しておこう…と改めて思い知らされたりします。





■総評
実写を使った新たな試みや、グラフィックの凄さなど

良いゲームだとは思うのですが、ストーリー、ゲーム性として

もう1つ足りないといったところです。


また操作していて、アランウェイクと同じようなもっさり感があり

アランウェイクは主人公が一般人だという点で

多少のもっさり感は受け入れられたのですが、

「時を操る超人」になった今作ではもっさり感が、

爽快感をもたらすにはアクションとしては合っていないと感じました。


全体的に比べる土俵が違うというのは承知ですが、

個人的にはアランウェイクの方が面白かったです。

アランウェイク未プレイなら、自分が感じたよりもっと

楽しめるんじゃないかと思います。



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