今までにないアドベンチャーゲーム ゲームレビュー 『BEYOND: Two Souls』

BEYOND.pngタイトルBEYOND: Two Souls
機種PS3/PS4
発売日2013年10月17日
開発クアンティック・ドリーム
販売ソニー・コンピュータエンタテインメント
総プレイ時間約40時間くらい
トロフィー/実績取得率78%
個人評価ランクB

~今までのゲームレビューリスト~









 どんなゲームなのか

物語は生まれつき「目に見えない謎の存在」と常に一緒にいる
「ジョディー」の少女から成人までの間の劇的な人生を追体験するゲーム。
ジャンルとしてもサイエンス、ミリタリー、ホラー、サスペンスなど
様々な要素が盛り込まれていて楽しいです。

またプレイしたのはPS4のHD版ですが、
解像度が落ちたとしてもPS3で、このグラフィックレベルは正直驚きました。
PS3ではアンチャーテッドやラストオブアスを開発した
ノーティードッグに近しいグラフィックを表現できる会社は
無いだろうと思っていましたが
このソフトはノーティドッグのソフトに迫るクオリティであり
場面の豊富さや表現で言えばノーティドッグを
超えている場面もあるといって過言ではありません。
PS4のHD版で、「これが新作です」と言われても
遜色のないグラフィックレベルの高さです。


 新しい体験

この作品の前に発売されていた「ヘビーレイン」と似たようなシステムで
キャラクターを操作し、提示される選択肢により
相手の反応が変わったり、自身の行動の結果
エンディングが変わったりする、アドベンチャーゲームです。

このゲームは謎の存在の「エイデン」と物語の主人公の「ジョディー」を
切り替えてプレイすることになり、
ネタバレになるので厳密に言うと意味合いが変わってくるのですが
分かり易く例えると「エイデン」は「幽霊」みたいなものです。

■エイデンでの面白さ
生身の人間である「ジョディー」の生活に介入することができます。
俗に言うポルターガイスト現象、心霊現象を起こし
ジョディー以外の人間を驚かして、悪戯心をくすぐる遊びから
敵地に潜入し、相手の身体に憑依し優位に進めたり
時には戦闘では無く、普通の人間に対し殺意を持った行動を行えたりも。

敵地に潜入し敵の居場所を探ったり、敵に憑依して打開するなど
この部分だけ切り出してもステルスゲームとして中々面白いと思います。
一番興味深かったのは
「普通の人間に対し殺意を持った行動を行える」という点です。
これだけ書くと、自分がサイコパスのように思えるので説明すると
「こいつ腹立つわ!」と思うようにプレイヤーの感情を煽り
殺意を芽生えさせる導線が用意されていて
まんまと誘導されてしまう点が、凄く上手く作られていると思います。
またその衝動も「ジョディーを守るため」という前提条件からくる物であり
ゲーム内の世界とは違う次元に存在する「エイデン」が
プレイヤーに置き換わっており、いつの間にやら感情移入してしまっているのが
とても素晴らしいです。

前述しましたがジョディーも操作できるのですが
ジョディーは三人称視点で、エイデンは一人称視点になり
エイデン=プレイヤーと思わせやすく一人称視点にしているのも
配慮されている点だと思います。


■ジョディーでの面白さ
ジョディーは操作に関しては、極一般的な操作なのですが
冒頭で記述した「壮絶な人生」が他の作品と一線を画しています。
アドベンチャーに限らず、今まで様々なゲームをプレイしてきましたが
主人公が生まれつき持った能力に対して虐められてしまうのは勿論(?)
両親(父親)に罵倒されたり、捨てられたり、暴漢に襲われたり
能力を買われてCIAに入って紛争地域にいったり
逃亡生活を行ったり、ホームレスになったりと
正に波乱万丈で、倫理観や道徳観からマイルドに描かれそうな所も
しっかりと描かれている点に驚きました。
そんな現実味のある世界の中で強く生きようとする
ジョディーに対する思い入れが強くなっていき、
前述した「エイデン」での視点も加わり
今までのゲームと違った、体験と感情移入が味わえるストーリーでした。

最後の結末に関して、割と凄い選択を迫られるわけですが
今まで歩んで来たジョディーの人生を考えると
致し方ないと思って、普通だったらバッドエンドな感じな選択も
実はグッドエンドなのでは…?と思えてしまうのも凄い。

また、「紛争地域に行く」と書きましたが
CIAに入っているというのもあり、戦闘シーンも度々発生しQTEで行われます。
正直、QTEというのは余り歓迎出来ない演出なのですが
このゲームに関しては、QTE入力後のアクションの動きが
非常に気持ち良く、QTEでもちゃんと作れば
面白いんだなと思わせてくれる点も好印象でした。




 1周目は素晴らしいが2周目からは…

インタラクティブ性の高いゲームの作りなので仕方ないといえば
仕方ないのですが、前作の「ヘビーレイン」と同様に
周回プレイがダルすぎるのが残念な点でした。

スキップ不可、トロフィーはチャプター最後に獲得する仕様に加えて
前作同様にかったるい移動速度とチャプターの長さ。
そしてフラグ条件を立てて、結構進めなければならないので
他の選択肢や結末を見るダルさなど
アドベンチャーゲームとしてはかなり酷いと言える利便性です。

またトロフィー取得条件にエンディングを全種見るという物がありますが
この凄まじくダルい周回で、例えトロフィー条件ではなくても
見る気も失せます。



■総評
元々はPS3版も持ってるしPS4版のヘビーレイン目的でセットで買えば
安くなるので買っただけで、ヘビーレインの肩透かし感もあり
正直、そこまで期待していない作品だったのですが
良い意味で期待を裏切られ、今までプレイした
アドベンチャーゲームの中でも、かなり上位に食い込む程の
素晴らしいゲームでした。そう、1周目だけは。

2周目も若干うんざりしつつプレイできましたが
流石に3周は無理でした。
もっとプレイしやすい作りになっていれば
もうちょっと頑張れたのですが、非常に残念です。

とは言え、今までのゲームには無いような
体験やストーリーを味わえるオンリーワンなゲームで
是非ともプレイして欲しい1本です。

2016年のE3では開発のクアンティック・ドリームから
DETROIT (仮称)という新作も開発中だと発表され
題材も惹かれる物があったので、次こそは
快適なプレイが出来る作りにして欲しい物です。




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