合う人と合わない人の差が大きく別れる芸術的ゲーム ゲームレビュー 『Everybody's Gone to the Rapture -幸福な消失-』

everybody.jpgタイトルEverybody's Gone to the Rapture -幸福な消失-
機種PC/PS4
発売日2015年8月11日
開発The chinese room
販売ソニー・コンピュータエンタテインメント
総プレイ時間約10時間
トロフィー/実績取得率90%
個人評価ランクE

~今までのゲームレビューリスト~









 どんなゲームなのか

突如住人が消えてしまった田舎町で
真相を知るべくロケーションを探索していく
アドベンチャーゲーム。

このゲームは難しい操作やアクションが全く無く、出来る行動は移動と調べるのみ。
ひたすら人がいない街を徘徊する事になります。
街には消えた人々の残留思念(正式名称が不明なので、この記事ではこう定義します)のような物が
随所に配置されており、
何が起きたのかを垣間見れ、ストーリーを進めるごとに真相に迫っていきます。

この残留思念が幾つもの光の線で描かれていたり、要所では暗闇で織り成す
光の演出が綺麗で芸術的に感じる作品でした。



で、謎の集団失踪、残された謎、純粋なアドベンチャーゲームと題材としては
一級品のミステリーであるに拘わらず
面白い、面白くないで括るなら
面白くないゲームでした。

何が面白くなかったか、その本質を語るには
ネタバレをしなければならないので、ご了承ください。




 残念だった点

ゲームを進めていて、残留思念から消える前の人々の様子や
会話を知ることが出来ますが、ただ淡々と再生されるだけで
具体的に何が起こって、どういう経緯で失踪したのかが不明瞭です。
とある実験が外に漏れてしまった為に
引き起こされたとは一応説明はされますが
兎に角あやふや過ぎます。

ゲーム的な謎解きもなければ、驚愕するような展開も待っておらず、盛り上がりは無い内容です。

しかも主人公は1人称視点で描かれ、
他の登場人物は前述した残留思念のみで
光の線で表現された物体でしかなく
固有名詞が次々と現れて、誰が誰なのかピンとこないんですよね。

クリアをしても頭に?が浮かぶだけで
理解出来なかったので考察している人のサイトを拝見してみました。

どうやら、このゲームは終末思想や
聖書の一部分の引用など
宗教的な観点の描写が多く
ダビィンチコード(映画)に出てくる内容程度の知識が無い自分には
到底理解できる訳が無いんですよね…。


聖書を読んだことがある人や
宗教観が根付いている海外の人に向けてなら
楽しめる?でしょうし、その独特な世界観に
惹かれるとは思います。
ただ独創的なソフトを日本で発売してくれるのは
喜ばしいことなのですが、余りにも宗教観が
かけ離れすぎていて、何故発売したのかと疑問に思う所もあります。

理解がし辛い内容に加え、主人公の移動速度が
足を怪我しているのか?と思うほどの
歩行スピードの遅さで、さらにストレスが溜まっていきます。
その上、隠し要素の取り忘れがあるものならば
滅茶苦茶遅い移動でいったりきたりしなければなりません。

恐らく、イベントやアイテムを見逃さない様に
設定されたスピードなんでしょうが
快適度を損なうのは如何な物かと思いますし
イベントの発生を早めたり、アイテムを見つけやすくしたりなど
他にやりようはあったのではないでしょうか。

さらに、随所に配置されている収集物ですが
取得状況も分からなければ、壁にある地図を
見るというフラグが曖昧で取ったか取ってないか
よく分からないものがあったりと
雰囲気を推す余りユーザビリティーは随所にて
最悪と感じても仕方がない作りです。



■総評
向こうの宗教観が分かる人や
ただ提示されたものだけでは無くて
その裏に隠されているメッセージ性を読み取り
考察出来る人には独創的で芸術的なオンリーワンな
1本としては有りとは思わせてくれる作品ではあると思います。
光の演出や世界観はとても美しいです。

ただゲームとして捉えるならば
正直面白くはないと思いますし、自分には合いませんでした。
DL専売で値段も2000円程度と高くは無いのですが
紹介記事か何かを読んだ時にワクワクした期待感を
裏切られるような感じでしたので非常に残念に思う作品でした。



プレイステーションストアカード 3000円【プリペイドカード】プレイステーションストアカード 3000円【プリペイドカード】

ソニー・コンピュータエンタテインメント
売り上げランキング : 22346

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


関連記事

この記事へのコメント

- - 2017年01月16日 06:57:33

せめて起こっている事象だけでも説明してくれればいいのに、
残留思念同士の会話もやたらと抽象的な言い方ばかりで、
説明を求める住民がいても決して答えずにパニックになるだけだったり、
出来の悪いC級ホラー映画でも見てる感じで苦痛でした
私はこのゲームでイギリス人の意識高い系が嫌いになりました

Re: タイトルなし - 黒ウーロン - 2017年01月22日 16:14:26

コメントありがとうございます。

> せめて起こっている事象だけでも説明してくれればいいのに、
> 残留思念同士の会話もやたらと抽象的な言い方ばかりで、
> 説明を求める住民がいても決して答えずにパニックになるだけだったり、
> 出来の悪いC級ホラー映画でも見てる感じで苦痛でした
> 私はこのゲームでイギリス人の意識高い系が嫌いになりました

最初から最後まで何から何までほぼ抽象的で残念でしたね…。
この作品以外にもリパブリック、GoneHomeなど海外インディーズ系の
ゲームをプレイしたりしていますが、どれも投げっぱなし感が強かったり
いかに独創的なゲームを作るかに注力されてるように思え
遊んで面白いと感じるゲームの本質がおざなりになっているような気がします。

今後インディー系のゲームは自分も警戒するかもしれません。

トラックバック

URL :

プロフィール

黒ウーロン

Author:黒ウーロン
罪深き積みゲーマー
日曜か月曜に隔週くらいの更新です。

相互リンク&RSS募集中です。

ゲーム状況
■Now Playing Games
  • DQ11/PS4
  • スプラトゥーン2/Switch
  • DQ10/PC
■新作購入予定ゲーム
  • 巨影都市/PS4
  • スーパーマリオオデッセイ/switch
  • ゼノブレイド2/switch
  • メトロイドプライム4/switch
  • メトロイドサムスリターンズ/3DS
最新記事
リンク
カテゴリ
アクセスランキング
[ジャンルランキング]
ゲーム
1016位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
レビュー
186位
アクセスランキングを見る>>
参加中ブログランキング
プロフィールタグ




Amazonゲームランキング
FC2カウンター