究極のサバイバルとヒューマンドラマが楽しめる ゲームレビュー 『The Last of Us』

lastofus.jpgタイトルThe Last of Us
機種PS3/PS4
発売日2013年6月20日
開発ノーティードッグ
販売ソニー・コンピュータエンタテインメント
総プレイ時間約60時間
トロフィー/実績取得率37%
個人評価ランクB

~今までのゲームレビューリスト~







「プレイする映画」と称された「アンチャーテッド」シリーズを
開発しているノーティードッグが手掛けた
サバイバルアクションゲームが「The Last of Us」(以下ラスアス)です。

 ストーリーやキャラクターが良い

ラスアスはある日突然パンデミックが発生し、
人々がゾンビのような物になってしまい荒廃してしまったアメリカが舞台になります。
パッと思い返してもFalloutシリーズ、Metroシリーズ、Divisionと挙げられるくらいで
荒廃物と言えば洋ゲーでは多い題材だと思います。

パンデミックでゾンビに荒廃物なら大体察することが出来る
ストーリーだよね…。と、若干冷めた目でプレイしていたのですが
アンチャーテッドで培った「魅せるストーリー」というのが活かされており、
流石ノーティードック!と思えるストーリーとキャラクターでした。

ごく普通の父親でパンデミックにより娘を失い、過酷な世界で
生きる為に荒んでいった「ジョエル」と、
口が悪く生意気な訳あり少女「エリー」が
荒廃した世界を目的地まで辿り着くといった流れですが、
娘のトラウマもあり、エリーに対して態度が悪かったジョエルと
親が死に過酷な世界で生まれた育ったエリーとのギスギスした
2人の関係も、困難を乗り越えていく内に父親と娘とは違う、
お互いとても大切な関係になっていくストーリー展開と
キャラクター描写が、ただ敵を倒していくだけの
ゲームと比べて、非常に優れており素晴らしかったです。

またジョエルはゲームでありがちなヒロイズムなキャラクターではなく
生き残る為なら冷酷なキャラクターであり
過酷な世界生きる為からエリーを守る為に殺害も辞さない様になっていき
エリーは段々とジョエルを信頼していく様子も感じ取れ
プレイしていていつの間にやら、ジョエルに感情移入していってしまい
エリーに手をだす奴は容赦しない!くらいになっていました。
そして最後、旅の目的地に着いた時、残酷な運命が待っていて
ジョエルが起こした行動も、非人道的で無茶苦茶とも思えますが、
納得させられてしまいました。


 サバイバルアクションが楽しめる

昨今の銃を扱うゲームで多い、銃でバンバン倒していくというゲームではなく
如何に弾数を節約し、敵に見つからないようにステルスで
やり過ごしたり、倒したりするというゲーム性になっており
ストーリーの世界観が加わって、サバイバルアクションという物を
強く感じることが出来て、面白かったです。
ステルスゲーとゾンビゲーが好きな自分にとってはかなり惹かれる物でした。

ゲームには5段階の難易度が設定されており、
若干の不満もあるものの、
高難易度のサバイバルもしくはグラウンドをプレイした時に
弾数や物資の少なさや敵の強さにより、
極限感が強く感じることが出来て、面白さの真価が見れると思います。
数カ所を除けば、非常に絶妙なバランスで調整されており
プレイヤーの根気と知恵をフル回転させて突破するのは非常に達成感があって
昨今の物足りないゲームや、ただ難易度を無茶に上げただけの理不尽しかない
ゲームではないのは素晴らしいです。
死にゲーマイスター?の自分も納得の出来です。
(最高難易度のグラウンドは2度とやりたくはないけども)

また、同伴者のエリーには学習型AIが搭載されており
プレイヤーの行動により、学習していき手助けしてくれるようになり
ゲームでありがちな「AIが馬鹿」というので
イライラさせられないというのも良かったです。
AIによってキャラクターを嫌いになってしまうというのが
あると思うのですが、プレイヤーの手助けを
しっかりとしてくれて、アクション部分においても
エリーに対して負の感情を抱かせないという配慮がされているのも素晴らしい。




・残念な点

 春編が長すぎてダレる

春夏秋冬と4つの季節に別れたストーリーなのですが
最初の春編が長すぎて景色も代わり映えしないので
プレイしていて若干ダレているように感じました。
春編では街を脱出するという物ですが
如何に街を脱出するのが難しいというのを出したかったのかもしれませんが
春編だけで全プレイの半分は占めているので長い気がします。


 戦闘が人間相手ばかり

ゾンビ系題材の物でよく言われるのが
「ゾンビよりも本当に怖いのは人間」という鉄板のテーマがあり
ラスアスでも、それがゲーム内でも言われています。
戦う相手も暴徒と化した人間が多いです。
確かにゾンビだけ相手ならドラマを起こしにくいのはあるとは思いますが
それにしても人間相手の戦闘の比重が多く
ゾンビの特性を理解して戦うという面白さがあるのに少なくて残念に感じました。


 高難易度で感じた残念な点

高難易度はかなりシビアであり、俗にいう死にゲーになります。
前述した通り、バランスは結構良いのですが
敵の行動ルートやパターンが1つではなく
数パターンあって変化したり、敵からのドロップの運など
自分の腕や判断力、解析力が悪かったと納得出来ず
良いパターンを引かなければならない、
運という要素が出てきて非常に辛かったです。

しかもゲーム的に普通の5段階の難易度に加えて
強くてニューゲーム的なモードで5段階と2つに分かれていて
トロフィー狙いなら2回も最高難易度をプレイしなければならず
周回プレイさせる気を失せさせる設定だと思います。



■総評
アンチャーテッドシリーズでは「プレイする映画」という
コンセプトの元、ストーリーやゲームも映画的であり
エンターテイメント性は非常に高いのですが
映画的であるからこそ、プレイヤーが介入する余地が少なく感じる部分もあった気がします。
面白い作品なのですが、若干やらされてる感を感じることも
少なくはなかったと思います。

ラスアスはストーリーを変えることが出来ないという点においては
アンチャーテッドと同じですが
サバイバルアクションというジャンルの通り
少ない物資を駆使してどう切り抜けるかという
サバイバル要素が非常に強くなっており
困難を切り抜ける事によって達成感が高く
前述のアンチャーテッドのやらされている感を感じる不満点が解消されており
アクション、ストーリーとバランス良く高水準に達しているゲームでした。


また余談ですが、似ていると言われた「サイコブレイク」。
自分はラスアス前にサイコブレイクをプレイしたので
当時騒がれていた似ていると言われる理由がようやく分かりました。
確かに似ていると感じ取れる所もありました。
似ているのに何故サイコブレイクは評価が余りよろしくないのかと思うと
やはりストーリーなのではないでしょうか。

サイコブレイクはクリアーしてもモヤモヤしたまま終わり
低難易度でもラスアスならストーリーで楽しめるでしょうし
評価が別れてしまう原因になっていると思います。
ただ両作プレイしてみて、アクション部分や
アイテムの絶妙な配置や攻略性はサイコブレイクの方が
良いと思いましたし、マゾさなら上です。

ラスアスをプレイして、ラスアスで良かった物、
サイコブレイクで足りなかった物、サイコブレイクの良さを
似ている部分もあるゲームを比較して
気付く事ができたのも収穫になりました。



【PS4】The Last of Us Remastered【PS4】The Last of Us Remastered

ソニー・インタラクティブエンタテインメント 2014-08-21
売り上げランキング : 268

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

【PS3】The Last of Us(ラスト・オブ・アス) PlayStation3 the Best【PS3】The Last of Us(ラスト・オブ・アス) PlayStation3 the Best

ソニー・インタラクティブエンタテインメント 2015-01-22
売り上げランキング : 1489

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


関連記事

この記事へのコメント

トラックバック

URL :

プロフィール

黒ウーロン

Author:黒ウーロン
罪深き積みゲーマー
日曜か月曜に隔週くらいの更新です。

相互リンク&RSS募集中です。

ゲーム状況
■Now Playing Games
  • Forza Horizon2/XboxOne
  • レインボーシックスシージ/PS4
  • アサシンクリードユニティ/PS4
  • DQ10/PC
■新作購入予定ゲーム
  • スプラトゥーン2/switch
  • スーパーマリオオデッセイ/switch
  • ゼノブレイド2/switch
  • FF12/PS4
最新記事
リンク
カテゴリ
アクセスランキング
[ジャンルランキング]
ゲーム
721位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
レビュー
138位
アクセスランキングを見る>>
参加中ブログランキング
プロフィールタグ




Amazonゲームランキング
FC2カウンター